SSブログ

悪性腫瘍 [novel]

授業プリントの丸写しだけど、小説のネタなのでマイカテゴリーはノベルに入れておく人←

悪性腫瘍
・骨破壊性に増殖し、成長に伴う局所の疼痛や膨隆がみられる
・頻度は稀

・退形成→脱分化・未分化
・多形成→形と大きさが不揃い
・異型性→細胞異型と構造異型 ≠異形成
・急速に浸潤性に増殖
・転移

・上皮性→癌腫
・非上皮性→肉腫

…だったはず!(最後の二つはうろ覚えw
さー、がんばれ自分!試験一週間前からはおふざけはしないでまっとうな勉強をしたい!←
(→悪性腫瘍の小説はあくまでおふざけの勉強なのです。結構本番に役には立つんだけどねーww)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

蒼操パロ [novel]

操→いいところのお嬢様
蒼紫→操のボディーガード

でなぜかパロが…

すみません

携帯からなのでこのままスクロールしてご覧くださいませ













「ねぇ、蒼紫様。」
おずおずと少女が口を開いた。
彼女の名は巻町操。巻町財閥のご令嬢だ。
そして俺は――四乃森蒼紫、この世間知らずの嬢さんのボディーガードだ。
操はお嬢様と言うお淑やかなイメージとは似ても似つかないほど快活な娘で、そのためにボディーガードをやりたくないかやめた人間が無数にいたそうだ。
これはあくまでも俺が仕事に就く前に入手した情報によるものだが。
「あのさ、蒼紫様は、あたしを狙う輩(やから)からあたしを守ってくれるんだよね?」
何も言わない俺にたいして、操は相変わらずおずおずとした態度で俺に話しかける。
「そうだが。」
それがどうした、と俺はようやく口を開き、顔を上げて操に目線を合わせる。
返事がもらえたことが嬉しいのか、視線があったことが嬉しいのか、とたんに操の顔に笑みが浮かぶ。
彼女は、俺とは違って笑顔の似合う娘だ、その笑顔を見る度に俺は思う。
「だからね、あたしは一生蒼紫様に守ってもらいたい!蒼紫様以外の男の人なんて、誰にもそばにいてほしくない!」
身を乗り出すように、操はとんでもないことを口走った。
何事にも動じない自信のあった俺ですら、思わずその身が固まったほどだ。
「お嬢様、ご自身が何をおっしゃっているのかお分かりですか?」
内心の動揺を隠すように、俺は言った。
「分かっているわよ。いくらお父様でも、これだけは許せないもん。」
そう、操は本人の意志を無視して父親に婚約発表をされていた。
「あたしはお父様の道具じゃない。人形でもない。そして、金づるでもない。何よ、みんな揃いも揃ってお金のためにあたしに近づくなんて。」
ちなみにこれは全部俺が教えたことだ。
世間知らずで、財力のある彼女に近づこうとする不埒なものはとても多い。
だから、彼女の父親が選んだ男性以外と愛情関係を結ばないよう進言した。
だが、どこから操はその男も父親が自分の立場をいじするために選んだことを知ったのだろう。
「お嬢様、お気持ちはよく分かりました。しかし、それと私めが別だと言うことにはならないかと。」
不本意にも、俺に対する操の信頼は高いのだ。
理解できていなさそうな操のために、俺は言葉を噛み砕いて説明する。
「お嬢様の信頼を勝ち取り、常に側にいることが許されるボディーガード。これほどまでに巻町財閥に揺さぶりをかけられる人間が他にいますでしょうか?」
しかし、この説得は逆効果だったようだ。
相変わらずキョトンとした顔の操は、次の瞬間には笑出した。
今度は俺が不思議そうな顔をする番だった。
「お嬢様、何がおかしいのですか?」
「だって、蒼紫様、その仮定事態が成り立たないじゃないですか。」
そこで操は言葉を区切った。
「あたしは、蒼紫様だったらどんなことをされても構いません。」
だから、ずっとそばにいてくれませんか、そう彼女はおずおずと言葉を繋いだ。
さすがにここまで言われれば、全幅の信頼どころではない理由に思い至ると言うものだ。
彼女に悪い虫がつかないよう、もちろん、本業である身辺警護もやってきたが、どうやら最大の虫は俺自身だったようだ。
十(とお)も違うお嬢様相手に身分違いな恋なんて、と笑ってはいけない事態のようだ。
「俺は、首にされない限りお前のそばにいる。」
それが現実だ。
今の世の中、お金で買えないものなんて、もうない。
「蒼紫様、」
クスクス笑っていた操が口を開いた。
「なんだ?」
「今度からは、敬語はなしですからね。」
そう言われて、俺は自分の言動を振り替えって気付いた。
自分の仕える主に向かって、お前と言ったことに。
操はそのことを気にしていないばかりか、とても喜んでいるようだ。
これは、悪い兆候かもしれない。
俺は一人、この事態にため息をついた。
いっそのことご機嫌でニコニコしている操が憎らしいくらいに。

十五の少女相手に青年がその名を呼び捨てで呼べるようになるのはまだ少し先のこと――。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

カラスの目 〜番外編〜 [novel]

少女が一人で立っていた。
彼女がいるのは土手の上。
肩には一羽のカラスを従えている。
黒い髪にパーマがかかった普通の少女。
ただし肩にカラスがいることを除く。
一見した限りでは普通の少女にしか見えないのに、彼女の家族は邪険に扱っていた。
手は出さない。祟りにあいそうだから。
その代わり“存在しないもの”として存在を度々否定した。
気味悪がって距離をおいていた。
少女は両親が自身を望んでいないことを知っている。
災いの子だと世間に言われるようになった。
人間は醜くて信用できなくて……それでも少女は捨てきれなかった。人間に対する思いを。
人助けをするとたいてい『化け物』と呼ばれた。
沢山の傷を背負いこみ人間が信じられなくなっても、“人助け”は続いた。
これは矛盾だと彼女はしっていた。
しかし、いつかは報われるとすがりつくように願ってもいた。
叶うことはないと分かっていたのに諦めきれずにいた。

それは少女−見上由紀−が北見涼太に出会い彼に協力する前の話−−。

----------------------------------------
メインとサブ同じもの持ってきました
メインでは昨日書きました(メインだったら下の記事にある通りです)が、小論対策?に昨日書き出した小説
主軸とユーか、カラスと意識を同調できる少女の人助けと言うネタを主に沿えた、
・手紙の送り間違いで知り合う
・生物学分野の自分の趣味盛りだくさん
と言う二つのネタを混ぜた話
一応理想としては短編連載
でもネタがないので第二話以降がどうなるか不明

ちなみに久しぶりに書いたら登場人物がうまく動いてくれなくて、涼太の友人は封筒の宛名を読みあげずに帰っちゃうし、涼太は早々に由紀に鈴の正体ばらそうとするし、で今焦っています
…こんなんでいいのか、自分
自分が書きたいことが書けずにずれてしまったら小論もなにもないだろうが!と言うのはごもっともな突っ込み
あんまり話は面白くなさそうですが、出来たらどこか投稿してみたいなーとか言う五月雨なので、“問題がなさそうだったら”完成したら自分のサイトに載せるつもりなのでよろしく
ちょっと今までの五月雨の主旨からずれた作品の気もしますが(でもどこか『二つ時』に近い世界観を持っているような…。)、楽しんでいただければ幸いです


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

『猫』(仮題) 2 [novel]

家に帰った後私は駅を挟んで反対側にあるスーパーへ向かった。
キャットフードを買いに行くためだ。
頭の中では生物の先生の言葉がよみがえる。あの、黒猫の顔がよみがえる。
猫をアップで撮るにはキャットフードが必要だと先生はおっしゃっていた。
餌を食べている時ほど、警戒心が薄い時は無いと言うことだろう。
黒猫のか細い『ミャー』と言う鳴き声が呼び起こされる。
お腹を空かせていたのだろうか。弱々しい声がそう感じさせる。
キャットフードを買わなきゃ、と言う思いだけが気を急かし、歩む速度を速くさせる。
キャットフードがあればあの子の空腹は満たされる。
キャットフードがあれば宿題も上手くいく。
呪詛のようにキャットフードと言う言葉が脳裏を踊りまわった。
キャットフードがあれば、キャットフードがあればキャット…

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:GBA2005ノベル

『猫』(仮題) 1 [novel]

温かな春の日が照る中、木陰の下にあるベンチの上で一匹の猫が寝そべっていた。
黒い、艶のある毛が美しく光る。
その滑らかな質感は“触りたい”と言う欲求を刺激させた。
猫は嫌いではない。小さい頃からよく猫と遊んでいた。
だから私は本能的な欲求に従って一歩、また一歩と猫に近づいた。
近づいているのに無反応。
かなり人間に慣れているといってよいのだろうか。
そのまま私はベンチの真横にまで移動した。
少し、ピクリと反応した。
しかしそれは一瞬の出来事で、気づいた時にはまた元のように寝そべっていた。

続きを読む


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:GBA2005ノベル

絵筆を握る手 後書き。 [novel]

えっと、締めの言葉が思い出せなかったので、適当に締めました。

これはいつだったかに書いたと思いますが、後から考えたほうの結末を更に書き加えた?ものです。

最初は、10年かけて一つの作品をつくっていく、と言う話の予定でした。

それを事故にあって、書けなくなったところから再び書く道を歩む話にしようと方向転換しました。

まぁ、あれは確かリハビリ…と言うか、口を使って絵を描くのが最終結末だったはず。

それを更に書き加え、と言うか微妙に方向を脱線させて書いたのが、これになりました。

初めて書き始めたあの日から十年、自分の人生を決定させる絵を書く主人公。

…と言う書き出すまでの10年をざっと追ってみた物語です。

それから先は、まだ見ぬ未知なる世界。

物語はどうなっていくのか、それは僕にもわからないものです。

それらはきっと、あなたの中で続いていくのだと思います。

 

もしかしたら後日、僕の中の『続き』であり『未来』を書き出すかもしれません。

しかしそれはあくまでも僕の描いたこの物語の『未来』であって主人公が歩む『未来』であるとはいえません。

『未来』と言うのは不確定だから様々な可能性が秘められている。

もしよろしかったら、読者の皆様も、それぞれの『未来』を描いてみてください。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:GBA2005ノベル

絵筆を握る手 最終話 [novel]

決心したら不思議と、ためらいは消えていた。

書いている途中に、書くことを後悔するかと思ったが意外とそういうわけではなかったようだ。

一日に書ける量はほんのわずか。

しかも、細かい絵は全く書けない。

それでも私は一筆一筆、時間をかけてゆっくりと心を込めて描いていった。

筆に私の思いを乗せて、絵の具を紙面に走らせる。

完成までどれくらいかかるのかはわからない。

それでも、私は自分の満足いける絵が書けると確信している。

そしていつか、私の絵を見て何らかの感銘を受ける人が現れるといいなと思っている。

人の心を揺さぶる絵は技術などよりも心が大事なのかもしれない。

いつだったか自分が気づいたことを再び思い起こして、私は筆を走らせる。

ゆっくり動く筆に、深い深い感情を込めて私は絵を描いていった。

そして、これを見た彼の反応を想像して、ふと一人微笑んだ。

私の未来はまだ、無限に広がる可能性があるのかもしれない。

紙面上に一回筆を乗せる都度、私は一歩夢へ向かって歩を進めていったのだった。

 

<完>


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:GBA2005ノベル

絵筆を握る手 24 [novel]

彼は見たかったのだ、私が描いた絵を。

どうしても、見たかったのだ。

それだから再び私に絵筆を握らせるきっかけを作りたかったのだ。

 「ありがとう。」

私はそう微笑んで言った。

そして彼と別れた後はしばしば葛藤が続いた。

ずばり絵を書くべきか否か。

せっかく戴いたものだ。使って、それで書いたものを見せてあげるのが礼儀だろう。

でも私は絵が書けない。右手が使えないのだから。

どうするか。幼稚並みの絵で笑われるかもしれないけれど書くべきか。

それともおとなしく何も書かずにいるか。

長い間考え続けた。それは数ヶ月にもわたっていた。

そして、久しぶりに―10年ぶりに―私が水彩画を目指したきっかけとなった絵を見た時、私は決めた。絵を描こう、と。


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:GBA2005ノベル

絵筆を握る手 23 [novel]

事故から二年ほどの月日が流れていた。

考えてみるとこの二年、いろいろなことがあって辛かったけれど早く過ぎたような気がする。

相変わらず手は自由に動かせない。

足に至ってはもう諦めてすらいる。車椅子で我慢だ。

お医者さんに言わせれば、わずかでも手を動かせることができるだけで奇跡らしい。

傷害保険の降りない私は、今は親に頼って生活していた。

そしてこの日もリハビリのため病院に私はいた。

自分の誕生日くらいどこかでゆっくりして痛かったのだが、田植と言った彼がくるように言って聞かなかったのだ。

彼だってこの日が私の誕生日であることくらい知っていて可笑しくない筈なのだが。

「誕生日おめでとう。」

会うなり彼は言った。やはり覚えていたらしい。

そして彼は小さな、とは言え二十センチ弱四方の大きさはあるものを私に渡した。プレゼントだった。

「あけてもいい?」

私は聞いた。別に聞くようなことでもなかったのかもしれないのだが、とにかく聞いた。

プレゼントを買ってくるという行為だけ見ると、なんだか気が有るような気がして複雑な気持ちになるのだが。

しかし、あけてみて何故彼がプレゼントを買ってきたのか納得した。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:GBA2005ノベル

絵筆を握る手 22 [novel]

リハビリのおかげか、手がやっと少し動くようになった。

しかし、動かすのには多大な労力を要し、一日に一時間も動かせるか怪しかった。

しかも、細かな作業は出来ない。

字を書いてみたとしても、その文字は震えていた。

絵筆はあれ以来握っていない。

手が動かせるのはもう奇跡であって、考えてもいない事象だった。

手が動くことはもう諦めていた出来事だったのだ。

それが、こんな見るのも辛い現実ではあれ、動くようになっている。

もうこれだけで十分達成感があった。

絵筆を握るのは、とても悲しすぎてする気が無い。

もう昔のような繊細な絵はかけない。

頭ではわかっているのだが、その現実を見たくはなかったのだ。

あのような素晴らしい絵をかく腕はもう無いのだ、その現実を突きつけられそうで怖かった。

それどころか、今まで書いた絵は封印した。

もうかけないことに悔しさと無念を覚えてしまいそうだったからだ。

ある時、彼が私に、私の書いた絵を見たいといってきたことがある。

それでも私は頑として見せようとはしなかった。

見たら、自分が壊れそうで怖かったから。

現実を、受け入れるだけのゆとりが今の私には無かったのだから。

そのことは彼もわかってくれたのか、それ以来聞かれたことは無い。

ただ、それで生活を営もうとした私の『絵』に興味は失せていないようだった。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:GBA2005ノベル

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。